オスグッドシュラッター病
オスグッドシュラッター病について
症状
"脛骨結節"と呼ばれる膝の皿の下にある骨が飛び出してくることで痛みが起こる病気です。赤く腫れたり、熱を持ったりすることもあり、スポーツをしている間に症状が現れやすい特徴があります
原因
膝を伸ばす力の繰り返しによって脛骨結節が引っ張られ、成長期の骨にある軟骨の層(成長軟骨部)が剥離することで起こります。膝の曲げ伸ばしは太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)によって行われており、この筋肉は膝の皿に付着する腱を介して脛骨結節を引っ張っています。そのため、跳躍やボールを蹴るスポーツによる膝の屈伸で脛骨結節に過剰な負荷がかかると、軟らかい成長軟骨部が剥離し、痛みや骨の隆起がみられるようになります。
治療
症状の悪化を防ぐために大腿四頭筋のストレッチングや患部に電気療法を行います。テーピングやインソールも場合によっては効果的です。
予防
運動前後にはウォーミングアップ(ストレッチングなど)やアイシングを行う。
自分のフォーム・動き方をチェックし、負担がかかる姿勢で運動しないようにする。
体の左右や全身をバランスよく使って動き、同じ動きの繰り返しを避ける。